2006年1月21日土曜日

第14話 蜂の針

味噌の味が変わった原因を突き止めたハン尚宮とチャングムは、元の味の味噌を見つけて王様の料理を作り一段落。
水刺間では恒例の新味祭(シンミジェ)が行われることになり、女官たちは新しい料理作りに挑戦します。ここでチャングムの料理(竹筒ごはん)は高い評価を受けます。しかし、チャングムが味覚を失ったことを察知したチェ尚宮がチョン最高尚宮に報告。最高尚宮は、チャングムが水刺間に居るべきではないと言うものの、ハン尚宮の説得があり、またチェ尚宮の『誰も作ったことの無い「鯨の肉」を食材に料理と作れ』という挑発にチャングムが応じることで生き残りをはかります。しかし、後の無いチャングムは、水刺間を追放されそうになった時に関わった優秀な医師チョン・ウンベク(この時は茶斎軒の責任者)の蜂針治療を受けます。
水刺間に戻ったチャングムは、味覚が戻らないまま、ハン尚宮、チェ尚宮、クミョンとともに「鯨の肉」の料理に取り組みます。料理の試食をした最高尚宮は、チャングムの料理を王様に出すよう指示。チャングムは自分の料理を食べてみて、味覚が戻ったことを発見します。

   ☆

蜂の針を使って味覚障害を治療するという奇想天外なお話でした。しかもドラマでは、ウンベク医師が偶然治療法を発見したことになっています。蜂の針を“原液”で使っているし、場合によっては舌が腫れて呼吸できなくなる可能性もありました。
ミツバチ毒には溶血作用のあるメリチン、中枢神経麻痺をおこすアパミン、マスト細胞を破壊するMCDペプチドなどがあるそうですが、アパミンが何らかの作用をするということでしょうか。(私は知りません)

最近では「鯨の肉」を食べる機会はほとんど無くなりました。ドラマではチェ尚宮が生の「鯨の肉」を使った料理を作っていますが、実は、私は昨年「鯨のたたき」を食べたことがあります。まぁ、それほどおいしいというものではなかったです。珍味の類い。
最高尚宮の辛口の評価を受けたハン尚宮ですが、ドラマの流れで仕方ないとは言え、ハン尚宮ファンとしては残念でした。

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今週の名言
「良い時は何と言ってもありがたくとられるが、本当につらい時は何と言ってあげれば良いかかける言葉も見つからない。」
チャングムが味覚を失ったことを知って、ミン・ジョンホがかけた言葉。唐の楽士の故事を引き合いに出した後の台詞。

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