2006年1月18日水曜日

「大長今」の用語について

○「大長今」カテゴリーで使用する用語について

内禁衛(ネグミ)
 王室を警備する目的で設立された軍隊

司憲府(サホンブ)
 言論統制機関

内侍府(ネジブ)
 王の周辺で食事、情報の伝達などを行う部署
 ※歴史上実際に存在したのは内侍院(ネジウォン)

議政府(ウィジョンブ)
 政策決定最高機関。領議政、左議政、右議政、左賛成、右賛成、左参賛、右参賛で構成される。配下に舎人、検詳、公事官がいる。

義禁府(オイグンブ)
 罪人の取り調べを行う部署

水刺間(スラッカン)
 王の食事を調理する部署

退膳間(テソンカン)
 王の食事の配膳をする場所

司饔院(サウォンウォン)
 食材を調達・保管する部署

捕盗庁(ポドチョン)
 犯罪捜査をする機関

内医院(ネイウォン)
 宮中の医療機関

恵民署(ヘーミンソ)
 一般市民の病気を治療する目的で設置された施設

活人署(ファリンソ)
 公衆衛生を管理する目的で設置された施設

○用語の使用法について

皇后
 王の正妃なので「王妃」または「王后」と記述すべきであるが、NHKの用語に従って「皇后」を使用

皇太后
 王の生母なので「大妃」と記述すべきであるが、NHKの用語に従って「皇太后」を使用

女官長
 本来は提調尚宮(チェジョサングン)であるが、NHKの用語に従って「女官長」を使用

内侍府の長官
 長番内侍。呼びかけでは「尚醞」と言われているが、NHKに倣って「長官」を使用

女官
 宮中女官。原語では「宮女」。呼びかけでは「内人」(ナイン)と言われている。NHKに倣って「女官」を使用。
 ※NHK版で「チャングムさん」という呼びかけは、原語では「ソ内人」という事が多い。

女官見習い
 原語では「センガッシ」という用語を使っているが、適当な訳語が無いため、「女官見習い」としている。NHK版では「女官の見習い」のような言い方をしている。
「内人」や「尚宮」になるためには年数を要するため、必然的にセンガッシは少女ということになるが、「女官見習い」では少女であるという事実が伝わりにくい。


○あらずしの記載について


全てではありませんが、ほとんどをオンラインで公開されている「韓国語・日本語字幕」版を基にしています。そのため、MBCのオリジナルタイトルに従って「大長今」(テジャングム)と表記していますが、NHKでは「宮廷女官 チャングムの誓い」と題してNHK-BSで放送されました。NHK総合では現在放映中です。ネタバレにならないようあらすじを含めて公開はNHK総合での放送後に行っています。

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