2006年2月11日土曜日

第17話 疫病と策略

ウナム寺にミン・ジョンホを訪ねてきたクミョンだったが、チョンホとチャングムの会話や、チョンホがチャングムのために筆を買い求めている様子から二人の絆の強さを知る。チェ尚宮の前で「料理とチェ一族のために尽くす」と言うクミョンだった。
皇太后から、2回目の競い合いの課題が出された。医務官から肉食を禁じられた王のために、1年中食べられる魚の刺身を用意することだった。チェ尚宮とクミョンはチェ・パンスルの助けで、魚を生きたまま運搬する手筈を整える。ハン尚宮は手だてを探しに外出する。

ある日、東宮殿に檄文が貼られる事件が起こり、不審人物を追って内禁衛が女官の部屋を捜索することになった。留守にしているチェ尚宮の部屋に捜索に入った衛兵が不審人物を逮捕。チョン最高尚宮は部屋を片付けるようヨンノたちに命ずる。その時偶然、最高尚宮は、最高尚宮に代々引き継がれる秘伝の書をチェ尚宮が隠し持っていることを発見する。怒り心頭の最高尚宮。宮中に帰ったチェ尚宮はそのことを知り、ヨンシン女官長とともに最高尚宮に内々に済ますよう言うが、最高尚宮は首を縦に振らない。困り果てるチェ尚宮たち。
一方、療養中の尚宮が亡くなって宮中に戻ってきたチャングムはハン尚宮になかなか許してもらえない。ハン尚宮は「目先の問題にとらわれてはいけない」とチャングムを諭す。チャングムは寺での経験からその教えを心に刻むのだった。
またハン尚宮は、1年中食べられる刺身として「エイの刺身」を見つけていた。しかしチェ尚宮は、チェ・パンスル商会の魚の運搬が失敗したことを知る。「秘伝の書」問題と合わせて窮地に陥るチェ尚宮。
その時、宮中で疫病が発生したとの知らせが入る。ミン尚宮や女官たちがかかったのは、ただの風邪ではなかったのだ。対策会議に出席した女官長とチェ尚宮は千載一遇のチャンスととらえる。疫病にかこつけて最高尚宮を宮中から退出処分にしてしまった。女官長は皇太后に、水刺間の女官から疫病の罹患者が出たことを報告し、その中に最高尚宮もいたと告げる。そして、2回目の競い合いは中止になった。
退膳間にいたハン尚宮とチャングムは、翌朝その事実を知って驚く。しかし、ヨンセンの話から、不信を抱くチャングムたちであった。
   ☆
今週の名言
「目先の問題を解決することを優先すると、やがて目先のことばかりに対応するようになる」
チャングムが改めてハン尚宮にお詫びするシーンでの台詞。チャングムが競い合いに勝ちたいばかりに良い食材を求めて駆け回り、小手先の技巧で料理したことを戒めて言った言葉。いや、全くその通りです。私も、長い目で、俯瞰的に物事を見て、正しい道を進みたいんですけど・・・。

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