2006年5月24日水曜日

アラブ・パージ

アメリカは日本と違って歴史が浅いからだと思いますが、時々“狂い”ます。禁酒法とかレッド・パージが思い浮かびますが、「テロとの戦いに国際法は適用されない」「大統領権限が全てに優先する」と称して、無関係の市民まで“しょっ引いて吐かせる”いまのアメリカの政治状況を、後の歴史家はきっと「アラブ・パージ」と命名するでしょう。
それに付き合う日本もいかがなものかと思いますが、国会での議論は慎重に行ってほしいものです。

それにしても、自由と民主主義を謳歌していた私たちの社会が、テロリストの攻撃で破壊されて、自らの手でその自由と民主主義を壊しているという現実は、テロリストの思う壺という意味できわめて皮肉です。

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