2006年9月18日月曜日

第45話 失明の危機

誤診であったとチャングムたちが主張したものの、牢に入れられているチェ女官長らは、事態が掴めず色々と想像している。一方、パク・プギョムは、思わぬ事態の展開にチェ一族追求の証拠の提出をためらう。その判断を正しいと言うオ・ギョモ。一方内医院では、チェ・チボクが持ち込んだ貴重な医学書をもとに、王の病気の診断について議論している。また、「チャングムが帰ってきた」という知らせももたらされる。チャングムは、内医院の医務官らの前で皇后に王の病気について報告する。チャングムは病気の処方を見つけたと言うが、病名を答えられない。その時、チョン・ユンスが「狐惑病」だと言う。そして、狐惑病の標準的な処方をするよう主張する。しかしチャングムは、それに反対する。

内医院では、処方について激論が交わされる。ミン・ジョンホは、医務官たちにもう一度王の診察をするよう命じる。オ・ギョモは大臣たちから、皇后がしきたりを破ってチャングムに王の病気の原因を探らせたのはけしからんと苦情を受けている。その頃、皇后は3人の医務官たちから王の病気の診断結果について報告を受けている。チョン・ユンスは狐惑病と主張し、その処方をするべきと言う。一方、チョン・ウンベクはチャングムの診断に賛成する。最後にシン・イクピルが意見を言おうとしたところ、オ・ギョモたちが皇后を訪ねてくる。オ・ギョモは、皇后がしきたりを無視して王の病気について対処したのを諌める。皇后はそれを聞いて、止むなくオ・ギョモの意見に従い、チョン・ユンスに治療を任せることにする。しかし、王の病状はかえって悪化してしまった。皇后は関係者を集めて非難する。その結果、チャングムの処方に従って処置することになる。チャングムは、鍼を打つ場所を指示する。内医院の一同はその言葉に驚く。危険だと言うのだ。
全体会議で内侍府の長官はチャングムに、王の食事について尋ねる。チャングムは、それは最高尚宮の担当だと言った時、クミョンが入ってくる。長官は、チェ女官長とクミョンにしばらくの間謹慎するよう命じる。
カン・ドックとナジュテクがオ・ギョモとヨンシン前女官長を見張っている。二人はチョンホにオ・ギョモらの動静を伝えるが、チョンホは申し訳なさそうに事実を話す。それを聞いて、その場で疲れのあまり眠り込んでしまうトック。
ヨンセンの部屋で、チャングムやミン尚宮たちと話をしている。その場に内禁衛の役人がやって来て、チャングムを連行してしまう。王の目が見えなくなったというのだ。チョンホも捕らえられていた。オ・ギョモはチャングムたちを処分すると宣言するが、そこに皇后がやって来る。チャングムは、失明をする事態を恐れていたと話す。そして、王を直接脈診させてほしいと申し出る。一同は驚く。オ・ギョモは、判断を皇后に任せる。その夜、皇后が縄をかけられているチャングムのもとにやって来る。そして、苦しい胸の内を話す。部屋で考え込む皇后。翌朝、チェ女官長がチャングムのもとにやって来て、王の治療をするようにという皇后の伝言を伝えにくる。しかし、治療の間チョンホは牢に入れられることになった。王を診察するチャングム。その後、書庫で書物を調べながら悩んでいる。内医院の医女たちは、チャングムの能力を疑い始める。チャングムは、水刺間の水や食材を調べる。その後、チャングムは処方が決まったと皇后に報告する。しかし皇后に、確かめたいことがあるので外出許可が欲しいと申し出る。皇后は兵を同行させる条件で許可する。チャングムは、王専用の井戸の水や、沐浴の温泉を調べる。また、牧場で家畜も調べている。
チェ女官長は、ヨリにチョン・ユンスの処方箋にヒ素を書き加えるよう命令する。驚くヨリだが、そのまま引き下がる。チェ女官長はヨンノに、ヨリの動きを探るよう指示する。ヨリはヨンシン前女官長に会いに行く。その様子を探っていたユン・マッケの情報がチェ女官長にも伝えられる。
チャングムはチャンドクと王の病について話している。チャンドクも納得した様子だ。翌日、チャングムは皇后に、防己と紅参を処方すると言う。 それを聞いて何かに思い当たるチョン・ウンベクたち。チャングムは、薬の処方とともに食事の世話もする。しかししばらくして、王は食べ物をもどしてしまう。その様子を見た皇后は動揺し、チャングムを追い出す。そして、牢に入れられてしまう。そこにチェ女官長とクミョンもやって来る。全員が牢に入ることになってしまった。翌日、義禁府の取り調べを受けるチャングム。チョンホも並んで取り調べを受けることになった。その時、内侍府の長官がやって来て、チャングムを解放するように言う。皇后が呼んでいるというのだ。王殿に行くと、王の病状が改善していると聞かされる。皇后は再びチャングムに治療を依頼する。チャングムは王のマッサージをする。それが終わると、王に目を開けるよう声をかける。
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皇后の賭け、という雰囲気の回です。確かに皇后は、もう少し冷静であればと思わないでもないですが、後ろ盾の王が病気の危機にあり、しきたりを無視してことを進めているという背景からすれば、同情の余地もあります。振り回される周囲の人たちは大変ですが。余り上司にしたくないキャラかな・・・。
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今週の名言
「誠実だが能力のない者、能力はあるが不実な者、どちらも命を奪うという意味では同じ」
捕らえられているチャングムたちのもとに皇后がやって来てかけた言葉。確かにその通りです。政(まつりごと)も良い心で正しい手段で行ってほしいと思う、日本の現状。

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