2006年10月31日火曜日

エクセシオール・カフェの謎

以前、エクセルシオール・カフェとエクセシオール・カフェの違いについて書いた事がありますが、ドトールのWWWページにも掲載が無いし、どういう位置づけなのか、いまだに謎です。都内では恵比寿と新宿にしかないらしい。(実際に見かけたのは恵比寿のみ。もう1店は大宮・・・らしい)

以前の記事では「単なるスペルミスであろう」と結論づけました。事実、五反田のエクセルシオールの看板はEXCEISIORと綴られていました。(これはEXCELSIORに改修済み)

メニューはどうなのか、店の雰囲気はどうなのか、やっぱり気になっていますが、“女性をターゲットとしたフランス風の・・・”と言われると足が遠のいてしまいます。

エクセルシオール・カフェ
http://cgi36.plala.or.jp/super_yo/imgdiary300/diary/bn2005_10.html

今日スタバに行ったら、クリスマスブレンドのプロモーションをやっていました。試飲しましたが、香りが良いと思います。味は少々あっさりした感じ。
それにしても、1年が短いです。明日から11月です。

2006年10月28日土曜日

第50話 波紋

チャングムを自分の主治医にするという王の命令を聞いて驚く皇后。その頃、チャングムとミン・ジョンホは宮廷の外で落ち合う。また、右議政はチョンホの辞表をチョンホの部下から受け取っていた。右議政は、すぐにチョンホを探すよう命じる。カン・ドックは、チャングムの置き手紙を見つけて驚く。しかし、ナジュテクは二人の駆け落ちをお見通しだった。それでもトックは、二人を追いかけると言って、ナジュテクの制止を振り切って出かけてしまう。

チャングムとチョンホは船に乗っている。チョンホは、これが夢ではないかと思うと怖いと言う。船着き場でトックはチャングムたちの行方を尋ねている。そのやり取りを密かに聞いている右議政の部下たち。
内医院では、イグァンヒ左議政が怒っている。チャングムに、主治医を辞退するよう宣言して出て行く。他の医女たちもチャングムに反発している。しかし、シンビだけはチャングムに味方する。
皇太后は皇后を訪ねる。チャングムを主治医にするなどもってのほかと言い、皇后からも王を説得するように言う。議政府でも王の決定に大臣たちが反発している。そこに右議政への知らせが届く。チョンホたちの足取りが掴めたという内容だった。内禁衛の長は駆け落ちの件が他に知れると自分たちの立場が危ういと言い、何としてでも彼らを連れ戻し、チャングムに主治医を辞退させて、事を収拾するべきと言う。
ナジュテクがチャンドクに、チャングムたちが駆け落ちした事を話す。驚くチャンドク。そこに、シンビがやって来て、チャングムが王の主治医に指名された事を知らせる。困惑する二人。
雪道を歩くチャングムとチョンホ。チャングムの両親の話をする。しかし、次の船着き場にやって来た時、右議政の追っ手に見つかってしまう。それでも振り切ろうとするチョンホだが、右議政本人がやって来て、チョンホを説得する。右議政とチョンホは話をする。それをチャングムは外で聞いている。時間をくれと言うチョンホ。右議政はそれを許す。部下は「大丈夫でしょうか」と心配するが、右議政は「必ず帰ってくる」と答える。
チョンホはチャングムに、寺子屋と薬房を一緒に作ろうと提案するが、チャングムはそれを涙ながらに断る。右議政はチョンホに、宮中に戻って事態を収拾するよう、また、チャングムに主治医の指名を辞退するよう命じる。
宮中への帰り、チョンホはチャングムに、主治医を引き受けるように話す。例え女であっても、実力のある者はそれに相応しい地位に就くべきだというのだ。それをじっと聞いているチャングム。
トックの家でナジュテクたちが話をしているところにチャングムが帰ってくる。チャンドクは、チャングムに主治医を引き受けるよう勧める。例え1日でもいいから、医女でも男に負けない実力がある事を示してほしいというのだ。
宮中に戻ったチャングムは、ヨンセンに呼ばれる。主治医を辞退するように言われる。ミン最高尚宮も騒ぎを起こさないで、と言う。内医院ではイグァンヒがチャングムに、主治医を辞退するように改めて言う。また、皇后からは、自分のチミル尚宮になるように言われる。
王殿で、大臣たちは王に考えを変えるように進言する。しかし、王は受け入れない。そしてチャングムは、主治医を引き受けると言う。驚く大臣たち。
右議政はチョンホに、チャングムに主治医受諾を撤回させるように命じる。しかしチョンホは、撤回はできないと言う。一方イグァンヒは、チャングムが主治医を引き受けたのはかえって都合が良いと言う。チャングムは右議政派だから、非難の矛先が右議政らに向かうと言うのだ。
皇太后と皇后は、ヨンセンの部屋で王とチャングムを密かに会わせたという話をチミル尚宮から聞く。すぐにヨンセンを呼び出す皇太后。皇太后はヨンセンを厳しく詰問する。ヨンセンは、陰謀の意図などないと答える。
その頃、シン・イクピルはイグァンヒに辞表を提出する。チャングムはイクピルに詫びるが、イクピルは「全てを失った」と答える。チョン・ウンベクは、主治医を引き受けるのはチャングムの意志だが、応援はしないと言う。他の医女たちも辞表を書いていた。しかし、シンビは辞表提出を拒む。チャングムは正しいというのだ。
チャンイが内医院にチャングムを呼びにくる。ヨンセンの容態が悪いというのだ。チャングムは、早産と診断し、すぐに治療を始める。難産の末子どもは生まれたが、ヨンセンは心停止してしまう。ヨンセンの早産の知らせは王や皇太后にももたらされる。チャングムは必死でヨンセンの治療にあたる。幸い、ヨンセンは回復し、命は助かった。
内医院にチョンホがチャングムを訪ねてくる。チャングムは、主治医を辞退すると言う。自分は人を助けるのが使命で、人を殺す医女にはなりたくないというのだ。
翌日、王殿でチャングムは主治医を辞退すると申し出る。そこに、キョンウォン王子が倒れたという知らせが入る。
   ☆
前半のチャングムとチョンホの駆け落ちが、後半のヨンセンの早産事件で影が薄くなってしまいました。チャングムとチョンホの船上での掛け合い−「怖いですか」「ときめいています」が良いと思うのですが、カットですね。
   ☆
今週の名言
「男女の情には何事も超えさせる力がある」
右議政が、チョンホに宮中に戻って事態を収拾するよう説得したときの右議政の台詞。分かっているじゃないですか、と思わず突っ込みたくなりますが、分かっていても政(まつりごと)を遂行する立場だと自由気侭にはできないという事なのでしょう。右議政はイグァンヒらと共にチャングムたちを非難する立場に回りますが、それは立場だなぁと思います。チャングムには、女性でも男性顔負けの仕事ができるという事を示す役割があり、右議政には政治の混乱を収拾し遂行する責任があり、チョンホには正しいと思う信念に従って周りを説得する使命がある。その葛藤が今回描かれます。

2006年10月27日金曜日

スターバックス

スターバックスが値上げになります。11月8日から、ショート・ラテが290円→310円。その他の価格がどうなるか、まだ分かりませんが、数十円程度の値上げの見込み。これって、“戦後最長の経済成長”の影響を微妙に受けているということでしょうか。値上げの理由の一つに、人件費の上昇を挙げていますから。

また、タリーズがあの伊藤園の傘下に入ると言う発表もありました。タリーズが値上げに追随するか、見守りたいと思います。


ビバレッジ商品の価格改定について(プレスリリース)
スターバックスコーヒージャパン株式会社
http://www.starbucks.co.jp/ja/pr2003_081.htm

10月31日現在のコーヒーの価格
ドトール
カフェラテ Sサイズ     210円
エクセルシールカフェ
カフェラテ ショートサイズ 280円
スターバックス
カフェラテ ショートサイズ 290円
タリーズ
カフェラテ ショートサイズ 290円
セガフレード・ザネッティ
カフェラテ ピッコロ    340円
タリーズが高いという印象が私にはある(カフェラテトールサイズが350円、スタバは340円)のですが、セガフレードがダントツでした。スタバが値上げしても多分かないません・・・。

2006年10月26日木曜日

Mozilla Firefox 2.0

昨日(2006/10/25)Mozilla Firefox 2.0がリリースされました。私はメインでFirefoxを使っていますが、1.xから外観に大きな変化は見られません。しかし、日本ではFirefoxはあまり使われていないのでしょうか。先日、チケットをオンラインで買おうとして、チケット○あのページに(Macで)アクセスしたのですが、対応しているのはInternet Explorer(2003年に開発中止)とNetscape (2003年以来バージョンアップされていない)のみということで、MacOS Xの標準ブラウザーであるSafariも、Firefoxも「使えない」とのことでした。

��世の中は窓機のIEだけなのでしょうか・・・。

ちなみに、このブログの左側にある月齢表示の右側には東京の日の出と日の入りを出力するようにしています。OBJECTタグを正しく扱えるブラウザーでしか表示できませんが、Internet Explorer 6では表示できないことを確認しています。(Internet Explorer 7では表示されます)

PS
2007年より、日の出・日の入りの時刻に代えて、天気予報の表示に変更しました。

2006年10月24日火曜日

MNP開始

今日(2006/10/24)からMNP(携帯電話番号ポータビリティ)の受付が始まりました。私は仕事用とプライベート用の2台の携帯を持っていますが、NTTドコモのPDC機を使っていた時、一時期通話性能が非常に悪くなったことがあります(悪名高いハーフレート導入時期)。通話が頻繁に切れて使いものにならず、cdmaOneを採用していたプライベート用のauで仕事の電話をかけていました。結果、プライベートの番号がお客様に広く知られるようになり、仕事用とプライベート用がねじれてしまっています。

こういう理由でMNPを検討する人は他にいないと思いますが、MNPを利用すれば、このねじれを解消できるわけです・・・。が、手数料を払ってそこまでする必要もないか、とも思っています。

ちなみに、昨日、MNP導入前夜、ボーダフォンが「通話料0円」を打ち出しました。正確には料金定額制だと思いますが(こういう宣伝って、不正競争防止法に引っかからないのでしょうか?)、良く聞くと、時間帯によっては通話料を取られ、他社携帯との通話は割高になるという仕組みです。
通話の空いている時間帯に通話を移行させるだけなら追加の設備投資も要らず、利用者の時間帯移動に依る減収は他社通話料金を高めに設定することによりカバーする、なかなかうまい考え方です。

ソフトバンクは携帯端末も無料にしました(条件付き)。これはやると思っていました。ソフトバンクどうしの通話を無料にして、1人だけでなく知り合いも引き込む“道連れ戦略”ですが、果たして効果を生むでしょうか。
逆に、“道連れ戦略”が適用しにくい法人対策がどうなるか、今後に注目です。
PS
12月12日、ソフトバンクに“0円”広告に対して公正取引委員会から景品表示法違反の虞ありとして警告が出されました。
ソフトバンク:0円広告で公取委が警告 他社には注意(毎日新聞)
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20061212k0000e020058000c.html

2006年10月17日火曜日

役所の窓口

たまたま用事で某区役所の窓口に行ったら、あるお年寄りが「医療費の負担が3割になって、年寄りに死ねというのか・・・」と窓口の役人に文句を言っているのを聞きました。その気持ちは分かるのですが、それは政治で変えないとダメでしょう。

最近、苦情が窓口に寄せられるようになっているそうですが、役人は制度に従って動くのが基本ですから、その制度そのものを変えないと無意味です。

日本では、小泉政権以来「小さな政府」=「善」という公式が人口に膾炙していますが、「小さな政府」は政治の選択の一つでしかないと、もう一度気づくべきでしょう。

同時に、近くのならず者国家に付き合って、核武装だとか、軍事力の行使だとかを議論する日本の現在の状況は果たして冷静な議論と言えるのか、疑問です。

国が美しくても、国民が不幸だったらシャレになりません。

2006年10月16日月曜日

第49話 つかの間の和み

昔を回想する王。幼いチャングムが酒を配達に来て、側の尚宮に変な挨拶をしたこと。酒の名前をすらすら話したこと。そのチャングムが、宮中で仕えていたのだ。王は、チャングムに何か望みは無いかと尋ねる。チャングムは、もう一つあると答える。自分を活人署に送って欲しいというのだ。王や周りの役人は驚く。チャングムは、民のために働き精進したいと言う。王はその話を聞き、男なら医務官にするものを、と残念がりながらも許可する。
内医院の新しい責任者として、イ・グァンヒが着任する。今回は正規な手段で無く王の治療をしてしまったため、秩序が乱れたと言い、これからは秩序を取り戻さねばならないと宣言する。また、新たな医局長にシン・イクピルが就任し、チョン・ウンベクも医局長補佐になり、一階級昇進する。

イ・グァンヒが退席した後、ミン・ジョンホは自分のせいで内医院の秩序が乱れたことを詫びる。しかし、医務官たちは自分たちにも刺激になったと答える。医女の新たな体制について議論を始めようとしたところ、チャングムが発言を求める。自分は活人署に行くことになったというのだ。一同は驚く。シン・イクピルとチョン・ウンベクは、さらに精進したいと言うチャングムの話を聞き、快く受け入れる。他の医女たちも、チャングムを認めている。
チャングムは、シンビにヨンセンの世話を頼むが、ヨンセンは寂しがる。また、皇后に挨拶に行く。皇后は、必要なときは駆けつけるようにと依頼する。
感慨深げに宮中を出るチャングム。翌朝、早くから出かけようとするチャングムに、ナジュテクは呆れる。活人署に行くと、チョンホが子どもたちに凧を作っている。チャングムはチョンホに、「優れた医者とは、ただ病を治すだけでなく、病人に病と戦い病に打ち勝つ勇気を与える医者だ」と言い、チョンホがチャングムより良い医者だと嬉しそうに言う。しかし、チョンホは何故かつれない態度だ。活人署には多くの病人やけが人が訪れ、チャングムは休む暇も無い。ある日、思い立ってチョンホ屋敷に立ち寄る。しかし、「何か御用ですか」と冷たい態度。子どもたちに字を教えてほしい、凧を作ってあげてほしいと言うが、「分かりました」と言ってそのまま屋敷に入ってしまう。チャングムは、本当はチョンホに会いにきたのに、と小声で言う。
朝、チャングムは活人署に来ていたチョンホに会う。そのまま帰ろうとしたチョンホだが、チャングムは毎日来てくれないかと頼む。チョンホが何故かと尋ねると、チャングムはやっと「チョンホ様に会いたいから」、と本音を言う。チョンホは、それを聞いて笑い、チャングムをからかったと言って去って行く。
おやつを用意したチャングムは、病気の子どもがチョンホにたたかれようとしているのを見つける。チョンホは、宿題をやって来ると言ったのを忘れた罰だと言う。チャングムは、たたけば字を覚えるものでもない、と子どもをかばう。
水刺間では、クミョンを継いだ最高尚宮が、高齢を理由に引退を決意する。そこで、キョンウォン王子の誕生祝いを競い合いとし、新たな最高尚宮を選ぶと言う。ヨンセンの前では、ミン尚宮は、最高尚宮にチャレンジするつもりは無いと言うが、チャンイには競い合いに参加すると言う。
キョンウォン王子の誕生祝いは盛大に行われ、いよいよ最高尚宮が発表される。ミン尚宮に決まった。うろたえるミン尚宮。内侍府の長官から、すぐに引き継ぎを行うように言われるが、猶予が欲しいとしどろもどろになり、呆れられる。
カン・ドックの家を尋ねたミン尚宮から最高尚宮就任の話を聞いたトックとナジュテクは、本当に大丈夫か、と疑う。チャングムはまだか、と言うミン尚宮だが、そこにチャングムが帰ってくる。思わずチャングムに抱きつくミン尚宮。
チャングムは、いままで付けてきた料理に関するノートをミン尚宮に渡し、励ます。ミン尚宮は勇気づけられる。そこにシンビがやって来る。皇后が呼んでいるというのだ。
王に料理を出して、心配そうに見守るミン尚宮。こらえきれず、不相応な地位に就いてしまったと王に言う。王は、「美味である」と一言。ミン尚宮のチャレンジは続く。
一方、皇后殿を訪れたチャングムは、皇后からキョンウォン王子を呪った札を見せられる。自分の気が休まることは無く、自分のために東宮殿付きの医女になるよう依頼される。退出する時、チャングムはチミル尚宮に呼び止められる。チミル尚宮は、皇后の真意を説明する。皇后の地位を脅かす東宮を密かに暗殺せよというのだった。驚くチャングム。
チャングムは、皇后の命令で内医院に戻り、皇后と東宮の担当になる。しかしチャングムは、内医院でチョン・ウンベクの説明を上の空で聞く。また、東宮の世話もぎこちない。
チャングムは活人署を訪れる。チョンホが字を教えに来ていて、チャングムと会う。チョンホは、田舎で小さな寺子屋と薬房を開こうと提案する。それを聞いたチャングムは、涙ぐむ。チョンホが「嫌ですか」と聞くと、「小さな薬房では嫌です」と答える。チョンホは慌てて「薬房は大きくしましょう」と答える。真意に気づかないチョンホ。
宮中で皇后は、チャングムに「辛いであろう」と声をかける。また、自分も辛いと言う。
チャングムは、チョンホを門で待ち、市場に一緒に買い物に行く。贈り物を選ぶと言う。チョンホは、ノリゲをチャングムに渡す。チャングムは、父親の形見のノリゲをチョンホに贈る。
翌日、チャングムは皇后を訪ねる。そして、自分の命を返すと言う。人の口に入る料理が権力に利用されるのを嫌ったハン尚宮の意志を自分は継いでいるというのだ。
その時、王が皇后殿にやって来る。チミル尚宮は皇后に声をかけようとするが、取り次げない。王は、皇后とチャングムの会話を聞いている。チャングムは、「命は差し上げられても、心は差し上げられない」と涙ながらに言う。それを聞いて皇后は、自分のチミル尚宮になるように言う。
取り次ぎを受けた王は、何食わぬ顔で皇后と話をする。その後、王は内侍府の長官に、チャングムを密かにヨンセンの部屋に呼んで来るよう指示する。
チャングムは、薬房で苦しんでいる。事情を知らないシンビとチボクは訝しがる。そこに、内侍府の長官がチャングムを呼びにくる。
王はチャングムに、皇后に何を言われたか言うように命じる。しかし、チャングムはそれを断り、自分の命を取ってほしいと言う。
ヨンセンの部屋を出たチャングムは、チョンホを思い出す。チョンホを探すチャングム。しかし、チョンホはなかなか見つからない。やっと夜になって、チョンホに出会う。チャングムは、涙ながらに自分を攫って逃げてほしいと言う。チョンホは、翌朝辞表を出すと答える。
チョンホは右議政に辞表を出しに行くため、王殿に向かう。チョンホは王殿で、王がチャングムを自分の主治医にすると宣言しているのを聞く。驚くチョンホ。一方チャングムは、トックとナジュテク宛の置き手紙を部屋に残して出て行く。
   ☆
前半で終わっていれば、平和な回でしたが、後半はチャングムが苦しみます。チャングムは、ミョンイとハン尚宮の無念を晴らすために行動した訳ですが、結果的にオ・ギョモらを失脚させ、宮中内のパワーバランスを変えてしまいました。また、そのパワーゲームにチャングム自身も巻き込まれて行きます。
��ちなみに、何の説明も無く大臣が変わっていますが、左賛成→右議政、イ・グァンヒ→左議政でよいのでしょうか・・・。また、オ・ギョモは右議政だったのですが、現実主義だったのに対し、新右議政とイ・グァンヒは原理主義的です。この事がさらにチャングムを苦しめます。
ミン尚宮が最高尚宮に就任します。第5話で、当時のチョン尚宮に「お前が最高尚宮をやったらどうか」と冗談を言われましたが、冗談ではなくなりました。また、第4話で王の夜食を台無しにしたチャングムを叱りつけたミン尚宮ですが、今回は立場逆転です。
   ☆
今週の名言
「命は差し上げられても、心は差し上げることができません」
皇后の東宮暗殺指令を断ったチャングムの台詞。良い台詞です。この物語のもう一つのテーマですからね。

2006年10月12日木曜日

Eudoraがオープンソースに

私がインターネットを利用し始めた頃、メーラーはフリーのEudora(ユードラ)でした。イリノイ大学で開発されたこのソフトは、Macの世界では事実上の標準(というか、他に選択肢も無かった)でした。
その後、Windows版が開発され、有償版(商用版)が発売される経緯を辿っています。日本では、悪名高い(?)オンザエッジ→ライブドアが扱うようになりました(現在はソニック・ソリューションズの取り扱い)。今でも私はEudoraを使っています。

しかし、時代の流れでしょうか、Eudoraの商用版が廃止になり、Mozilla Foundationのもとでオープンソースソフトウェアとして公開されることになりました。Mozilla Foundationはいま、ThunderBirdを公開していますが、これとの関係がどうなるのか、推移を見守りたいと思います。

QUALCOMM、Mozilla Foundation と Eudora 電子メールプログラムのオープンソース版の共同開発プロジェクトに着手
http://www.mozilla-japan.org/press/releases/2006/10/11/

2006年10月11日水曜日

第48話 チェ一族の崩壊

取り調べの場にチョン・ユンス医局長が現れ、一同は驚く。ユンスは、自分の身の安全のために匿ってもらったと話す。刺客がユンスを狙っていたと説明するミン・ジョンホ。オ・ギョモは、遺書が偽物だということがはっきりしたとチェ女官長を非難する。医女ヨリも女官長の指示で偽の遺書を提出したことを認める。しかしユンスは、硫黄アヒル事件の顛末はオ・ギョモとチェ女官長が共に仕掛けたと言う。それでもチェ女官長は、当日はアリバイがあると主張する。そこに証人としてホンイが呼ばれる。ホンイは、チェ女官長が当時宮中に戻っていたこと、アワビの甘露煮をヨンノの勧めで食べたことを証言する。さらに、前女官長のチミル尚宮が、当時のチェ尚宮からの手紙を携えて現れる。チェ女官長はそれでもシラを切るが、司憲府の長官はこの件を王に報告し、またチェ女官長の身柄を拘束すると言う。さらに、オ・ギョモは自宅に軟禁されることになった。

王殿で左賛成は、今回の件を自らに任せてほしいと願い出る。しかし、司憲府の長官は慎重な姿勢だ。王はしばらく考え、左賛成を審問官に指名する。オ・ギョモは義禁府に連行され、チェ・パンスルの屋敷に捜索が入る。逃げるパンスルと部下たち。しかし船に乗ろうとしたパンスルは、カン・ドックに捕まり、あえなく御用となる。
義禁府の取り調べで、オ・ギョモは自分は硫黄アヒル事件に関わっていないと申し立てる。しかし、左賛成は、成均館の学田での不正や、チェ・パンスルに宮中の取り引きを独占させ、賄賂を受け取っていた事実を指摘する。また、倭国との密貿易の罪も持ち出す。そこに、チェ女官長が逃亡したとの知らせが入る。左賛成は、ミン・ジョンホに捜索を命じる。
チェ女官長は氷庫に隠れている。皇太后殿のチミル尚宮を呼び出し、皇太后に取り次ぐように言う。チミル尚宮が皇太后に話をするが、皇太后は直ちに役所に通報するように命じる。氷庫に戻ったチミル尚宮は、チェ女官長に皇太后の命令を伝え、これから役所に行くと言って出て行ってしまう。チェ女官長は物置で通りかかった尚宮に取りなしを頼むが、尚宮は内侍府の役人に通報してしまう。チェ女官長はキムチ納屋に逃げ込む。ここで必死に考えるチェ女官長。チェ女官長が逃げ込んでいることを知ったミン尚宮は、それをチャングムに伝える。チャングムはキムチ納屋に入り、チェ女官長と対峙する。チャングムは、「その握り締めた拳を開いてあげたい。あなたの手は血と汗で汚れている」と言う。そして、自首するよう言い残してその場を去る。ミン尚宮は、チャングムに役所に通報するように言うが、チャングムは自首すると信じたいと言う。
チェ女官長はキムチ納屋を出る。そして、ミョンイの墓に辿り着く。チェ女官長はミョンイに語りかける。ミョンイだけには、自分の悪事を見てほしくなかった。自分はチェ一族に生まれてしまったため、その運命に逆らえなかった。そして、チェ一族を存続させるために自首すると。山を下りるチェ女官長は、木にリボンがかかっているのを見つける。幼少の頃を思い出すチェ女官長。チェ女官長はリボンを取ろうと身を乗り出すが、足を踏み外してしまう。木にぶら下がりながら、ミョンイ、ペギョン(後のハン尚宮)が受け止めてくれると言った昔を回想する。そして、とうとう力尽きてしまう。
チョンホはチャングムに、チェ女官長がトンイン山で死んでいるのが見つかったと言う。チャングムは、トンイン山は母ミョンイの墓があるところだと話す。一方、ミン尚宮は、チェ女官長が死んでしまったのは残念だと言う。それを聞いたヨンセンは、みんなを酷い目にあわせたのだから同情できないと言う。その剣幕に驚くミン尚宮とチャンイ。クミョンは牢で、チェ女官長の死を知り涙を流す。
義禁府で判決が申し渡される。オ・ギョモは黒山島に流刑、パク・プギョムは済州島に奴婢として追放。チェ・パンスルは鞭打ちの上、咸鏡道の鉱山で奴婢として働かせることになる。また、チョン・ユンスは医務官の資格を剥奪、ヨリも医女の資格を剥奪される。オ・ギョモとパク・プギョムは檻に入れられて移送される。しかし、チェ・パンスルは、連行される途中で死亡してしまう。
クミョンは、宮中を出ることになる。その日、サリョンにチャングムを呼びに行かせる。チャングムはクミョンに会う。クミョンは、伯母に燃やせと命じられたミョンイの手紙を燃やせなかったと言いながら、手紙をチャングムに渡す。ミン・ジョンホが、外でクミョンを待っている。そしてクミョンに「申し訳ない。それしか言う言葉が無い」と声をかける。クミョンは、「また生まれ変わっても、その言葉だけは聞きたくない」と言って、去って行く。
カン・ドックの家で、チャンドクとチョン・ウンベクがチャングムの復讐達成を祝っている。しかし、肝心のチャングムは帰っていない。
チャングムは王殿で、オ・ギョモの悪行を暴いた功績とあわせて褒美をもらう。また、チャングムは王に3つの願いを申し出る。それは、ハン尚宮の身分回復、母ミョンイの身分回復、そして、臨時の最高尚宮就任であった。
チャングムが最高尚宮として水刺間に入る。医女としてのチャングムを知る女官たちは驚く。テキパキと指示を出すチャングム。内医院では、チャングムが一時的に水刺間に行ったことが報告され、新しい体制について話される。王の担当がシン・イクピル、皇后と皇太后の担当がチョン・ウンベクと決まる。
王はチャングムの料理を美味しそうに食べる。最高尚宮の部屋に帰ったチャングムは、最高尚宮に伝わる秘伝の書にミョンイの思いを綴る。途中泣き崩れるチャングム。
チャングムが水刺間を見回っている。女官見習い(センガッシ)に声をかけるチャングム。その時、ハン尚宮の幻を見る。幻が消え、慌てて甘酢の瓶を埋めた場所に走る。それをそっと見守るチョンホ。その夜、チャングムはチョンホに、自分を攫って欲しいと願ったのは、自分の方だったと打ち明ける。
翌日、医女に戻ったチャングムは王に報告する。望みが叶ったと喜ぶチャングム。その時、王は昔を思い出す。王がまだ晋城大君だった頃、酒を配達に来て「自分を女官にしてほしい」と願い出た子どもはチャングムではなかったかと言うのだ。チャングムは嬉しそうに、「私です」と答える。
   ☆
とうとうチェ一族は滅んでしまいます。最強の敵であったチェ一族とオ・ギョモが居なくなって、これから平和が訪れる、わけでも無いんですね。もともとこのドラマは全50話のはずでしたから、当初は平和理に終わるのだったと思いますが、好評につき全70話にするという話があって、それは長過ぎると言うことで全54話に落ち着きました。
この回でヨンセンがチェ女官長を激しく非難することや、チャングムがチョンホに自分を攫ってほしかったという話をするなど、今後の伏線も用意されています。
   ☆
今週の名言
「あなたやペギョンがチェ一族に生まれていたとしたら、どういう運命をたどったのかしら」
義禁府から逃げ出したチェ女官長がミョンイの墓の前で言った台詞。視聴者が誰しも思う疑問であろう。人は運命や生まれた環境に逆らえないのか、チャングムのように自らの努力と才能で道を切り開けるのか。
次点
「燃やせと言われたけど燃やせなかった。それが私」
ミョンイの手紙をチェ女官長に燃やすように言われたが、燃やせなかったクミョン。その手紙をチャングムに渡す時に言った台詞。
「一族の一員としては迷いを捨てきれず
かと言って自分の意志を貫くことも出来ず
心から自分を信じることも出来ず
心から自戒することもなく
曇りのない才能を持つこともなく
曇りのない真心を持つこともなく
ひたむきな想いを寄せられることもなく
ひたむきに恋に生きることも出来ず・・・」
が続く。チャングムに心情を吐露する場面の台詞。クミョンとチェ一族の悲哀の深さを改めて感じさせる。ちなみに、どちらを「今週の名言」にするか、迷いました。

2006年10月7日土曜日

乾燥スパゲティの謎

以前から不思議に思っていた「乾燥スパゲッティの謎」が説明されました。「乾燥スパゲッティの謎」とは、乾燥したスパゲティを曲げた時、折れると二つになるのではなく、三つ以上に別れる現象のこと。
��ちなみに、私はスパゲティではなく、蕎麦のスナックでこの現象に注目していましたが・・・

先日発表されたイグ・ノーベル賞の物理学賞を受賞したSebastien Neukirch氏が、この「乾燥スパゲッティの謎」を解明しました。
��簡単に言うと、最初の破壊が起こった場所が急激にもとのまっすぐな状態に戻ろうとする時の振動が2箇所目の破壊を引き起こす。

何の役にも立たない(かも知れない)知識ですが、すっきりしました。

Breaking Spaghetti (Short Story)
http://www.lmm.jussieu.fr/spaghetti/short_story.html

Breaking Spaghetti(論文)
http://www.lmm.jussieu.fr/spaghetti/publi.html

2006年10月6日金曜日

第47話 口封じ

深夜、チャングムのもとにヨンノが尋ねてくる。ヨンノは、チェ女官長から約定をもらい宮中を出るよう命じられたこと、同じくオ・ギョモの部下からも約定をもらい、翌朝役所に行ってチェ一族を告発するよう言われたことを話す。そして、チェングムに、皇后に取りなして自分を女官長にするよう要求する。チャングムはそれをきっぱり断る。事実を話し、罪を償えというのだ。
その頃、チェ女官長とチェ・パンスルは、医局長の遺書の存在を心配していた。もし遺書が存在すれば、自分たちが不利になる。策を考える二人。

チャングムは一晩中考え事をしている。夜が空け始めた頃、ナジュテクが声をかける。何と、女官長が訪ねて来ていた。女官長はチャングムに詫びを言い、母ミョンイの墓に案内するよう言う。チャングムはチェ女官長を案内する。チェ女官長は、幼かった頃のミョンイやハン尚宮との思い出話をする。そして、ミョンイ殺害の経緯を話す。チャングムは、チェ女官長の謝罪を受け入れると言うが、同時に、役所に行って事実を話すように要求する。チェ女官長は、それはできないと断る。話し合いが決裂して戻ってくるチャングムを、心配して追いかけてきたカン・ドックとナジュテクが迎える。チャングムは思い詰めた様子で立ち去る。
ヨンノが失踪したとチェ・パンスルに報告が入る。しかも、前夜、オ・ギョモの側近と会っていたというのだ。パンスルは直ちに探すよう命じる。ヨンノは役所に向かっていた。門で待つパク・プギョム。しかし、寸でのところでチェ一族に捕らえられてしまう。取り調べで、オ・ギョモの約定が見つかる。チェ女官長から何かを言い含められたヨンノは、役所に出頭する。そして、オ・ギョモが試験で不正を働いた件を告発する。オ・ギョモは、取りなしてもらおうと皇太后に会おうとするが、先回りしていたチェ女官長の入れ知恵で、追い返されてしまう。
また、ヨンノはチェ一族の手で宮中から追放されてしまう。ミン・ジョンホから、ヨンノがオ・ギョモを告発した件を聞いたチャングムは、ヨンノの身が危ないと言う。チョンホは部下にヨンノの捜索を命じる。
取り調べでオ・ギョモが反論している。自分を告発した人物を連れてこいというのだ。そこにチョンホが入ってくる。ヨンノが死んでしまったという知らせだった。
女官長は、皇太后にオ・ギョモと縁を切るよう説得する。また、チャングムが医局長の遺書を持っている件も話す。
一方、ヨンセンはヨンノの死を聞いて、悲しんでいる。仲が悪かったとは言え、幼い頃から水刺間で共に学んだ仲だった。
クミョンはチェ女官長に、自分たちに尽くしてくれたヨンノを殺害してしまったことを非難する。しかしチェ女官長は、それはクミョンを守るためだと言う。クミョンは硫黄アヒル事件に関与していないので、万が一チェ女官長が罪に問われても、クミョンは女官として残り、再起を図るように言う。そして、やるからには完璧にやるべきだと言った伯母は正しかったと言う。クミョンにも、ヨンノに見せた情けはきっぱり捨てるように説得するのだった。
ヨンセンと王が話している。ヨンセンは、チャングムのハン尚宮の名誉を回復してほしいという願いを、話題にする。そして、チョン・ユンス医局長の遺書の話をしてしまう。
医局にいるチャングムに、皇太后が呼んでいるという知らせが来る。皇太后殿に行くと、無理矢理身体検査をされる。中に入ると、チェ女官長がいた。皇太后はチャングムに、チョン・ユンス医局長の遺書を差し出すよう命じる。しかしチャングムは、遺書は無いと答える。訝しがる皇太后。
一方、王も内侍府の長官に命じて、チャングムの持っているという遺書を回収するように言う。長官はチャングムに、遺書を出すように言うが、遺書は無いと答える。
チェ女官長は、ヨリを呼び出し、手紙を役所に届けさせる。それは、ねつ造された医局長の遺書だった。偽の遺書が提出されたことを知ったチャングムとチョンホは、前の女官長に会いに行く。
王はオ・ギョモを激しく非難している。職を剥奪し、屋敷で謹慎するよう命じる。王殿から出てきたオ・ギョモに、パク・プギョムが偽の遺書が出されたことを伝える。オ・ギョモらは、皇太后に取りなしてもらおうと、皇太后殿に向かう。しかし、一緒にいるチェ女官長の差し金で、門前払いされる。そこに役人がやって来て、オ・ギョモを連行する。
オ・ギョモは取り調べで、チェ一族の罪とハン尚宮やチャングムの関係を話す。司憲府の長官はその話に驚く。そこに内侍府の長官がやって来て、硫黄アヒル事件に関わった者を招集して取り調べると言う。
ユン・マッケがチェ女官長に、硫黄アヒル事件の調査のために招集がかかったことを伝えにくる。チェ女官長はマッケに、素直に宮中から出て行けば命を落とさずに済んだのにとヨンノのことを話す。唇を噛み締めるマッケ。
ヨンセン、ミン尚宮、チャンイが話をしているところにクミョンがやって来る。招集の件を知らせに来たのだ。ミン尚宮も同行する。内医院からはチョン・ウンベクが出席することになった。また、内侍府の長官も出席する。
いよいよ取り調べが始まる。オ・ギョモはチェ女官長らを非難するが、女官長の反撃は凄まじい。また、硫黄アヒル事件の時、チェ女官長らは太平館にいて、アリバイがあると言う。形勢不利なオ・ギョモ。
その時、扉を開けて入ってくる人物がいる。何と、死んだと思われていたチョン・ユンス医局長本人だった。
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最もドラマティックな回です。チャングムとチョンホの作戦で、チョン・ユンス医局長が匿われていました。遺言というよりは、本人の証言が得られるわけです。それにしても、取り調べの時にオ・ギョモが話したチェ一族の罪状とハン尚宮、チャングムの関係は、戸板に水のごとく完結明瞭にこの物語をまとめていました。
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今週の名言
「反省とは自らの行動に責任を取ること」
チェ女官長がミョンイの墓の前で泣いてチャングムに詫びながらも、チェ一族は温存させて欲しいと言った時のチャングムの台詞。当然ですが、チャングムは容赦ないです。また、チェ女官長の涙も“作戦”という感じもします。(100%“作戦”では無いと思いますが)