2007年2月23日金曜日

「さびた機械」

柳沢厚生労働大臣の「産む機械」発言が大きな批判を浴び、そろそろ事態収拾かと思っていたら、今度は「錆びた機械」発言です。本人は「地方議員だから物議を醸さない」と言っているそうですが、困ったものです。

最近の日本の“トップ層”は、どうも人間を人では無く「機械」として見ているというのはどうやら正しそうです。女性に対する見方とは別に、例えば、格差社会への批判への反論にしても、「能力の差に応じて所得格差が生じるのは当然」と主張されていますが、彼らの頭中にあるのは労働生産性やら失業率などの数値に違いありません。「非正規雇用などの低賃金でも働き口があるだけマシ」的な発想で、生身の人間が生活し、結婚し、子供を産み育てる、という人としての暮らしを保障しよう、などという考えは無いわけです。


高知新聞
厚労相批判女性は「さびきった機械」 高知市議
http://www.kochinews.co.jp/0702/070223headline11.htm#shimen11

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