2008年10月30日木曜日

2兆円のバラまき

麻生総理大臣は、緊急経済対策の一環として、国民に定額支給方式で総額2兆円をバラまくようです。これには、いわゆる埋蔵金を充てるのかは定かではありませんが、実態は国が借金して国民に現金を配ることを意味し、後で国民は借金の返済に追われることになります。それが、社会保険料の増額なのか、消費税の増税なのか、あるいは国民サービスの切り捨てなのかは分かりませんが、将来に禍根を残すことになるでしょう。

それにしても、この政策自体が誤りとしか考えられません。2兆円の金を、選択と集中で、例えば次世代の新エネルギー開発に投資して、将来の日本の稼ぎ頭になるような産業を育成するとか、今よりも安くて、CO2を全く排出しない自動車を開発するとか、そういう発想は無いのでしょうか?

いや、発想はあるけれど、選挙の票につながらないという判断でしょうか?だとすれば、国民をバカにした話です。
地方自治体に金をバラまくという検討もされているみたいですが、かつての地域振興券(小渕内閣)とか、ふるさと創生(竹下内閣)などの、大失敗の政策の繰り返しです。

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