2009年1月8日木曜日

止められない定額給付金

定額給付金を含む、平成20年度予算の二次補正が国会で議論されています。どう考えてもおかしい定額給付金ですが、その位置付けがどんどん変わって行きます。最初は、原油高、穀物高などに緊急に対処するための支援金という目的だったものが、いつの間にか、経済浮揚対策に衣替えです。

これって、一度始めたら止められない公共事業にそっくりです。例えば、農業用水の確保を目的に始めたダム建設が、減反で不要になり、生活用水の確保に変わる。しかし、節水の効果で生活用水も余剰気味になると、今度は災害対策に変貌。

君子豹変すと言いますが、たまにはきっぱりと政策を転換してほしいものです。それによって、税金の使い道を真に有効なものにしてほしい。国会の議論が、単なる水掛け論に始終する様子は残念でなりません。

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