2009年11月22日日曜日

スーパーコンピューターの事業仕分け

行政刷新会議の事業仕分け作業で、2010年度概算要求で267億円のスーパーコンピューター開発予算が計上されていることに対し、「予算計上見送りに限りなく近い削減」という判定がされました。この結果に、各方面から批判が出ているのですが、今日のテレビ番組(『サンデープロジェクト』(テレビ朝日系))で、蓮舫参議院議員が、「役人から説得力のある説明が無かったから」そういう結果になったという話をしていました。

これは、事業仕分け作業のやり方そのものの欠陥を自ら発表したとしか考えられません。プレゼンがマズかったら、必要な予算がカットされる可能性があり、逆に、無駄な予算でもプレゼンが巧ければ通ってしまうわけです。
やはり、1時間で決めようとする方法そのものに問題があり、少なくとも1週間程度資料を国民に公開して、できればパブリックコメントを受けながら、事業仕分けの場で最終結論を出すという手続きにすべきです。その前半部分を、財務省の役人に任せているから、こういうことになるわけです。

また、もっと引いて見れば、90兆円を超える予算の概算要求に対して2〜3兆円を削ることの意味はどうなのか、という疑問もあります。むしろ、2〜3兆円の無駄を放置してでも、戦略的に雇用創出や成長プランをたてることに頭脳を使った方が、マンパワーの配分として正しいのではないでしょうか。誰か、事業仕分け作業の事業仕分け評価をやってくれないものでしょうか・・・。

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