2010年10月7日木曜日

EOSデジタル2桁機

EOSデジタル2桁機のEOS 50Dの後継機が、アッパーミドルのEOS 7Dと、エントリーミドルのEOS 60Dに分岐しました。それを機に、EOSデジタルの2桁機を概観してみたいと思います。ちなみに、私は全機種の使用経験があります。

EOS 10D
デジタル一眼レフを手の届く価格帯にもってきたエポックメイキングな機種。ただ、電源投入後の起動時間の長さといい、レリーズタイムラグの長さといい、私にとって使えるカメラでなかったのも事実です。

EOS 20D
EOSデジタル2桁機の名機と言ってもいいでしょう。EOS 10Dから比べると、格段の進化です。仕事で使えるカメラでした。絵作りも自然で、好ましい。
ただ、トラブルの多い機種でした。バッテリーグリップ使用時の容量誤表示問題は、メーカーが認めて改修対応となりました。その他にも、撮影中にフリーズすることが多々ありました。

EOS 30D
20Dのマイナーチェンジ機と言ってもよいでしょう。中身は全く同じ。20Dに比べてトラブルも無く、良い絵を作ってくれました。ファームウェアの更新が最も少ない機種で、安定しています。ただ、時代の流れが安住を許さなかったのはやむを得ない印象。

EOS 40D
映像エンジンを一新(DIGIC III)して登場。きびきびと動いてくれます。最初のシャッターレリーズ時の振動問題が話題になりましたが、修理で対応。私が使い倒した機種です。

EOS 50D
またまた、映像エンジンを一新(DIGIC 4)。ただ、JPEG画像は甘く、撮って出しはほぼ無理。RAWで撮ることが前提のカメラです。動画が撮れるわけでもなく、機種交代の谷間機種と言えるでしょう。しかし、2桁機では長期政権です。コストパフォーマンスの良い機種になっています。

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