2006年5月22日月曜日

ジャーゴン PartII

ジャーゴンという記事で、一般に知られない略号や専門用語があることを話題にしましたが、逆にこれを使って大衆を誘導(「騙す」とまでは言いません)することができます。
例えば、マイナスイオン、コエンザイムQ10、イソフラボンなどのキーワードの商品はたくさん出回っていますが、では、購入する人が「正確に説明しろ」と言われて説明できるのか、怪しいものです。このての手法は政治にも利用されていて、ジニ係数とか、貧困率とか、聞き慣れない(しかし衝撃的な?)言葉遣いも見られるようになりました。
MHN係数が高い商品が多い世の中は、きっと危ない方向に世論を誘導し易い世の中になっているはずです。

“MHN係数”・・・もっともらしく説明されればあるかも知れないと思わせる用語ですが、単なる思いつきの造語です。(まったく、はなしに、ならん)
こういうことに惑わされないようにしないと。
ジニ係数は定義がはっきりしているのですが、「貧困率」ははっきりしません。“所得分布の中央値の1/2未満の所得者の割合”が統計学的にどういう意味を持つのか・・・。英文ではHead Count Ratioなのですが。

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