2007年12月1日土曜日

鹿島奇跡の逆転優勝

鹿島アントラーズが今期Jリーグを制し優勝、10冠を達成しました。それにしても、10冠に到達するまでが長かった。Jリーグやナビスコカップでも良いところまでは行くものの、最後の詰めが甘い状態が続いていました。今期も開幕ダッシュに失敗し、「今回もダメか・・・」という印象。浦和レッズとガンバ大阪が快進撃をするのを横目でみていました。

それでも、ベテランと若手の調和がやっと定着してきた感じ。ディフェンスではGKの曽ヶ端、DFの大岩と岩政の安定感があり、右サイドの内田、FWの興梠の成長著しい印象です。特に、内田が最初に出てきた時は衝撃的でした。

そうこうしているうちに、MF小笠原が帰ってきて攻撃にリズムが出て来たこと、さらに浦和が過密スケジュールで失速したことで、気がついてみればその背中が見える状況に。前節(11月24日)の浦和との直接対決では前半に退場者を出すなど不利な状況にも関わらず、勢いの差を感じさせる戦いで辛勝。

そして最終節(12月1日)を迎えます。優勝は浦和か鹿島のどちらかという状況で、浦和はアウェイで横浜FCと対戦。下馬評では、最速でJ2落ちが決まった横浜FCに対しては、「浦和が有利だろう」というものでした。鹿島としては、勝点差1で2位なので、勝つしか無い状況です。で、今日の試合なわけですが、横浜FCvs浦和は1-0で浦和の負け。一方、鹿島vs清水は3-0で鹿島の勝ち。この結果、鹿島が勝点を72にして、浦和の70を上回り、劇的な逆転優勝となりました。

浦和の敗因は、一番に挙げられるのは「日程」でしょう。過密な日程で、終盤は疲労の蓄積と怪我に悩まされました。鹿島は優勝しましたが、来期は同じ立場に立たされます。ディフェンディング・チャンピオンとして、11冠、12冠と突き進んでほしいものです。

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