2010年11月23日火曜日

帝国データバンクのインタビューを受けた

昨日、新しく作った会社の信用調査依頼が入ったということで、帝国データバンクの調査員のインタビューを受けました。この会社の歴史から考えると無理も無いのかも知れませんが、「良い」会社の基準って何だろうと改めて考えました。

企業は稼いでナンボの世界、それはそうです。私も異論は無いのですが、「稼いで何をするのか」は問わなくていいのでしょうか?

私が考える会社の善し悪しは、会社が世間にどれだけの幸せを提供したかによって決まるというものです。これは、会社が提供する商品やサービスによって、暮らしが「便利になる」「快適になる」「楽しくなる」ということもあるでしょうし、間接的な会社の活動によってもたらされるものもあるでしょう。

しかし件の調査員は、浜口梧陵を知らない人でした。浜口梧陵を知らなくても調査員が務まるということは、帝国データバンクの基準に照らせば、「いかに稼ぐか」だけが大事であって、残念ながら「稼いで何をするのか」は関知しないということのようです。

しかし、風向きは変わりつつあると思います。消費者や購買者は、企業が「どのようにして稼いだか」に注目するようになりました。やがて企業は、「稼いで何をしたか」も含めて、トータルで評価される時代になることでしょう。

そうなるべきです。

1 件のコメント:

  1.  彼らの目的はパトロンである公共団体、大手
    企業に信頼という(テキトーな)情報を提供する
    ことだけです。企業は、彼らの人任せの評価で
    稟議を通します。ただそれだけです。
    どこかの格付け機関同様、ろくな物ではありま
    せん。ただ調査を断ると報復評価されることも
    よくあるみたいで困ったものですね。

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