2011年10月8日土曜日

ザ・ベスト盤 Cocco

8月15日にリリースされたCoccoの『ザ・ベスト盤』を予約注文していて、よさこい祭りの取材を終えて、到着して聞き込んでいました。

それにしても、プロのシンガーに対して言うのは大変失礼なのですが、Coccoは歌がうまくなりました。初期の頃の、なんだか分からないけど、歌わずにいられないと思わせるような必死さだけではない、余裕というか、“余白”を感じさせます。もちろん、歌唱法とか、いろいろあるんでしょうけど、素人の私には分かりません。

また、3月11日の震災支援としてリリースされた『Inspired Movies』も手に入れましたが、このアルバムにも震災が陰を落としています。Alanに提供した『群青の谷』をCoccoが歌っています。あと、『絹ずれ』を日本語で歌っているので、ちょっとびっくりしました。『エメラルド』に収録されていたバージョンは、島言葉でした。

いろいろとゴタゴタのあった沖縄の普天間基地問題は、一周して元の木阿弥、ヘタをすると「今のまま」なんてことにもなりかねない状況です。

一方の東日本大震災の対応も、「被災者のため」と言いながら政治家の先生たちは、党がどうとか、解散がどうとか、そんな話ばかりです。

外国で問題が起こると、私たち日本からは「なんでもっと賢くやらないのか」と疑問に思います。けれど、私たち日本に問題が起こってみると、案外賢くないことが露呈してしまっています。

のんきに歌なんか歌って
私に何ができたっていうんだ。

��『想い事。』Cocco)


彼女の自問は、私にも響きます。


ザ・ベスト盤(初回限定盤)

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