今年のテレビドラマで、私が気に入ったベスト3です。
第3位
「ぼんくら2」(NHK)
肩肘はってドラマを見るのが疲れたとき、「そんなバカな」と気楽に見られるドラマは楽しいです。しかも、宮部みゆきの原作に外れはありません。
宮部みゆきと言えば、「三島屋変調百物語」シリーズが面白くて、「あさが来た」のヒロインをしている波瑠のおちか役がぴったりハマっていました。続編はしばらくなさそうですが・・・。
第2位
「下町ロケット」(TBS)
このドラマの印象は、「懐かしい」です。私は、キャリアのスタートが中小企業の製造業だったので、「食堂で社員一同が会合する」とか、「技術者が真剣に議論(口論)する」とか、私が経験したことが描かれていると感じました。
ものづくりの空気感も存分に描かれていたと思います。
ただ、このドラマをシリーズ化するとしても、技術開発が年単位で進むため、あっという間に10年20年が経ってしまいます(今回のドラマでも、10数年が経過しています)。登場人物がものすごいスピードで歳を取るため、その折り合いをどう付けるかが問題になりそうです。
第1位
「コウノドリ」(TBS)
ドラマと言うと、「ドラマチック」というくらいなので、「宇宙人とコンタクトした」とか、「普通の人が超能力を獲得した」とか、「ビジネスの裏側」とか、非日常を描くものですが、このドラマは“日常”を描いています。
その“日常”が、いかにドラマチックなものか、気づかせてくれます。しかも、現代日本の抱える深刻な問題を取り扱っています。
また、リアルにこだわる制作姿勢も伝わってきました。
番外
「図書館戦争 BOOK OF MEMORIES」 (TBS)
図書館戦争シリーズで、映画の間を埋めるテレビドラマです。これが感慨深いのは、アニメ版で“自主規制”された※エピソードが、地上波で放送されたからです。
ちなみに、作中作で出でくる「レインツリーの国」も同時期に映画上映されています。
※アニメ化するにあたって、「恋の障害」を外すことが前提条件にされた。難聴者が登場する物語は地上波では放送できないとの理由。
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